飼育係(べべ)日記
2005-01-31(Mon) [長年日記]
_ 親
中村勘九郎さんの二男が逮捕された事件で、親の勘九郎さんは記者会見でこういう風に言っていたようだ。
「本当に申し訳ございません。正直申し上げて、びっくりしました」 「甘やかして育ててきたつもりはございませんが、あんなバカだとは思わなかった」 「少しでも早くおわびをしようと思って」 「1週間でも2週間でも(留置場に)入れておいてほしい。今は会いたくない」 (以上、日刊スポーツ紙の記事より)
これが、最近増えているタイプの親だと以下のようになるらしい。子供に接する仕事をしている人々から取材したところによると。今回の事件に絡んで話を聞いたわけではないので、直接対応があるわけではないが。
「うちの子の性格をわかっていないのが悪い。キレやすい性格なんですから」 「なんでそうなるのを止められなかったんですか?そこにいたんでしょう?」 「うちの子だけが悪いんですか?」
発言の背景によっていろいろあるとは思うので、これだけを書いても仕方ないのかもしれない。が、基本的な姿勢として、親としての自覚はあまりなく、全て他人に責任転嫁。自分の子に対して非を諭して叱ることはしない(多分できないんじゃないかなー)。そういう親が増えているらしい。
勘九郎さんの場合は親としてまず子が迷惑をかけたことを謝罪。その後に悔しさや無念さをにじませつつ「あってやらなくちゃいけないかな」と優しさも見せる。会って叱るんだろうな。
あーどうなってるんだ最近の親は。勘九郎を見習え。自分が将来親になったとしたら、勘九郎さんのように考えられるようでありたい。記者会見はしないだろうが。