飼育係(べべ)日記


2003-08-03(Sun)

_ 富士山登頂成功

富士山に登って来ました。楽しかったです。今日はあまり動きたくないですが。登山隊は2名。私と「わき」の2名。

_ 登山前

8月1日20:00に本厚木で合流。19:50分頃にわきと通信したところ

「今、下北沢」

やはりこうなるのだ。登山隊に参加を予定していながら、体調不良で断念した「はな」におにぎりの差し入れをもらう。さんきゅう。20:30になって、ようやくわきと合流。さらに、たかとしも登場。結局9:30くらいになって、ようやくわき実家を出発。わきは仕事で90分(+電車の中)程しか睡眠をとっていないらしいので、車の中で寝かせる。

見送り隊と共に富士山須走登山口に23時前に到着。駐車場から車が溢れて、路上駐車するように誘導される。駐車場より200mくらい下ったところに駐車。まだましな方。登山口によっては、数km登山行程が延長されることもあるらしいので。見送り隊は軽装の為、その辺のおばさんとかに驚かれる。23:30登山スタート。私の想定していた予定より、60分遅い。

_ 登山口(5合目)〜本5合目

須走口のスタートは森の中から。5合目。まっくら。ヘッドライト装備で歩く。メジャーな登山口とは違って、人はまばら。歩きやすい。しばらくは、森の中を石段や木の根などを利用して、階段状になっている道を進む。無言。歩幅より歩数で稼ぐ。足はあまり上げないように段を選びながら。歩幅は自分の足の大きさ程度の意識で。26.5cm。ここで、

「一歩につき2〜3cmも差がつくじゃないか。くそぅ。」

とか思いながら黙々とあるく。当然脇が先導。バカの大足とはよく言ったものだ。とりあえず御互いに姿は確認できる距離を保ちながら歩く。最大で7〜8メートル程度の間隔が開くような感じ。

一時間弱で本5合の小屋に到着。10分程休憩。

_ 本5合〜本8合

本5合手前から7合目辺りにかけて、植生がどんどん変化していくのがわかって楽しい。スタートは普通(?)の森林だったのが、途切れて下界の夜景が見えたりまた木の中に入ったり。だんだん木が低くなってきて、潅木のトンネルの中を進んだりする頃には、地面も砂みたいなものに変わっている。

トンネルを抜けると、天気は快晴。天の川も見えてきれい。ねころがってゆっくりと見たくなる星空だ。朝のご来光も期待できる。

途中の岩場で、たまたま近くにいたおじさんをまきこんで、コースからはずれる。おじさんごめんなさい。「すみませーん」とかおじさんにいいながらコース修正。

「次は6合だな」

と思って登っていたら、なんと7合に着いてしまう。2人でビックリ。

7合〜本8合の上辺りまで、足元が砂でやわらかく登りにくいと感じた。私はこの区間が一番辛いと感じた。足が重い。「ジグザグに登ると有効」というわきの言葉にしたがいジグザグ歩く。確かに。たまにはわきも役に立つ。角度をつけすぎると、楽だけど登っている気がしない。この楽さと気分のバランスが取れる角度を模索しながら歩く。これが結構辛さを紛らわせてくれた。

持参した資料には1時間・1時間と書いてある区間をそれぞれ30分強で登ってきてしまっていることが判明。自分達の健脚っぷりに少々不安を感じる。今までの場合、大抵良くない結果に繋がり、「やっぱりわきだな。勢いだけだ。頭が悪いな。」というオチに終わるようなペースに、今回、自分も参加していることに恐怖を覚える。しかし、「無理はしていないはずだ」と今回は自分にいいきかせることにする。8合着3:00ちょうどくらい。15分程休憩。ここでの撮影を最後にデジカメexilimの姿が見えなくなる。さらばexilim。あーあ。もったいない。というわけで、全編画像無し。

がっかりしながら8合から本8合に向けて出発すると、程なく到着。

_ 本8合〜てっぺん

本8合で、河口湖方面からの登山道と合流。今までの静かな登山道から一変して、賑やかになる。この辺りから、徐々に岩場になっていく。9合目近辺は岩場をぬってジグザグと登っていく登山道になっている。この岩場の脇に腰を降ろしてご来光を望んだ。いやもう余計な言葉無しに綺麗でした。

7合目過ぎまでは「寒くねーよ」と言っていたけど、本8合になると、すごく寒かったです。Tシャツに厚手の長袖シャツで7合目まで。7合目でその上にトレーナを重ね、本8合でさらに上着を着た上にご来光待ちのときはポンチョを被ったけど、寒い。動いていないと寒い。

という事情もあって、太陽の偉大さを感じさせられるご来光。下界は白くて柔らかそうな雲海に覆われている。頂上から西側を覗けば、すごく綺麗な雲海に浮ぶ影富士が見えたのではなかろうか。

明るくなって頂上を見あげると、人だらけ。人の行列。

「なんだこいつら。バカじゃねーのか?どこからわいてきたんだよ?」

と言いたくなる光景。自分もその中にいるんだけど。渋滞です。ゆっくり登る。ご来光待ちの大休止とこのゆっくりペースもあって、楽チン。太陽が出て暖かくなったのも大きい。全く辛さは感じない。ということで山頂到着。6:00くらい。神社で杖に朱印をおしてもらう。

_ 山頂でお鉢巡り

山頂の休憩所でカレーを喰う。1200円でレトルトのカレールーのかかったカレーライスを喰った。飲みものは1001 yen/mlです。500mlペットボトルは500円。しばらくの休憩の後、6:40頃からお鉢巡り(火口周囲一周巡り)を開始。

しばらくすると、わきの様子が明らかにおかしい。ついに寝不足の限界がきたかと思ったという予想通り、寢ながら歩いている(本当)。何とか別の登山口頂点の山小屋に到着させて、寝かせる。落ちついて考えるに、これは相当危険だった。

わきが寝ている間、一人ぼっちな私は、下界のものどもと携帯電話で通信。無事山頂に着いたことを伝えた。その後、私も横になってうとうと。普段から3時間も睡眠をとっていない(多分)、わきの体が功を奏してか、1時間程でわきの元気回復。全く普通。すごく元気になっていやがる。山頂郵便局から何枚か葉書を出してまた出発。

馬の背と呼ばれる急斜面を登った上が富士山最高地点3776.5mの三角点。観測所の建物のすぐ脇。ここで順番待ちの列に並んで、写真撮影。またデジカメのことを思い出し、ガッカリする。そこから火口をぐるっと半周して元の場所に戻って来た。9:00。

_ 下山

特に足元の装備を確認して下山開始。9:20。下りは速い。あまりに速いので、登ったときの苦労を思いだし、すこし変な気分。デジカメ紛失の山小屋に寄ってみるも、やっぱり無い。

結構滑る砂地を降りて行くので苦労している人が多い。その中に颯爽と降りていく老夫婦が。スキーの様にジグザクと下っていく。登りと同様ジグザグと。早速マネする。これがまた楽しい。スキーと同じ楽しさ(滑るわけではない)だ。エッジを効かせるように斜面を喰うように足を出して行く。その上いくら下ってもまだまだ下りが続くのだ。あぁ楽しい。結構ペースもあげられる。ジグザグに歩くと危険な気がしたけど、道は広いのに下山する人々は苦労して道の端をゆっくり下っているだけだし、真っ直向きに思わずスピードが出てしまい、コケている人もいる。一方、ジグザグいくと、こけない。しかも、左右の足を均等に使うことになるので、マメや何かができるのもある程度防げるのでは?何かあってもすぐ止まれるし。真似しない道理が見当たらない。ただし、調子にのって谷側に行きすぎると人為的落石を発生させる恐れがある気がするので警戒。

7合から下は砂走り。一気に砂払い5合と呼ばれる売店まで一直線。砂場をだーっと滑るように降りていく。延々と。長い長い。売店から先は、森の中。40分くらいで登山口に到着。12:20分。

出発前に予定を聞かれて、昼位には降りてきたいと言ったら、

「そりゃあ無理だな。はっはっは。お鉢巡りすんなら15〜16時じゃないの?」

とか言っていた小屋のオヤジをギャフンと言わせてやろうと思ったけども、確認できず。まぁ、私達の勝利は確実だな。

_ まとめ

はじめての富士登山でしたが、できすぎな位よくできたと思います。マメの一つもできず、高山病に悩まされもせず、天気も快晴。来年は人数を増やして行きたいと思います。2週間前の告知ってのは人が集らないで当然ですな。

_ 帰り

厚木まではすぐ着きました。1時間。厚木から自宅まで、2時間以上(通常40分)。クーラーの効かないくるまで動かない渋滞に巻き込まれて、徹夜明け富士登山帰りの体にはとっても効きました。

_ 練習

その後、楽団の練習。大幅遅刻で。同じフライングを3回もしました。ごめんなさい。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

_ yasuhiro [親切にもつっこんでおいてやるが、「飲みものは100 yen/mlです。500mlペットボトルは500円。」って、計算..]

_ べべ [おぉ。親切だ。あー親切だ。是非会社でもその親切心を…(以下略)]

_ ゆか [はじめまして!! 最近、富士山に登りたい願望があり調べてたらココ発見!! 更に行きたくなった(>_<)来年行けたらな..]

_ じゅん [はじめまして とっても参考になりました 富士山登山チャレンジしてきますo(^o^)o]

_ 富士の神 [おまえら山ナメテルトシヌゾ淸淸]


2009-08-03(Mon)

_ HEPO.JPサーバメンテナンス

先週、数日にわたって落ちていたのは、私のせいですすみません。grubの設定をいじくっていて、えいやっとしたら、うまく起動しなくなってました。ごめんなさい。リモートでブートローダなんていじるもんじゃないですよね。ごめんなさい。

あとは、いつものパッケージアップデートと、amazonの認証API呼び出しの件に対応。たださんのamazon-auth-proxyを設置し、このサーバからのリクエストを処理。それから、tDiaryをfcgiで呼ぶようにした。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ わきゆき [いいえ、いいんですいいんです。 何か向上心があってのことなんだな・・・ 更新する代わりに他のことしようっと! と余裕..]